自然の命をいただきます。
私達は食事をするとき「いただきます」と手を合わせて合掌することを知っています。
昔の人達は食事をいただくことは、生きている命をいただくことが実感できたのですが、今日では飽食の時代の有り難さが逆に災いして、命をいただく実感が少なくなったと感じます。
生きた命をいただき、生かされている自分に感謝するとともに、いただく食事の栄養(ミネラルバランスも含め)を考えてみたいと思います。
生きている命をいただくと言うことは、動植物を問わず気のある健康な生命そのものをいただくことです。
本来私達の食事は蛋白質、脂肪、ビタミンをはじめ、ミネラル微量元素をバランスよく含んだ食材の筈です。
しかしながら今日の食生活に於いては、精製された白米をはじめあらゆる食品が部分食で、野菜においても皮をむき、肉類に至っては部分食の典型です。
現代のこのような食習慣のなかでは、どうしてもカロリーのとり過ぎが目立ち、ミネラル・微量元素・せんいの不足が甚だしく、成人病増大の原因となっています。
これらの栄養を補うには生命力豊かな緑の野菜類、または、野菜補助食品で補う必要があります。