お腹と「免疫システム」の関係
なぜ腸内環境が良くなると免疫が上がると言われているかご存じでしょうか。
免疫システムはとっても複雑に出来ていて、私たちの命を守ってくれています。
その根幹を支えているのが腸内有益菌たち。
腸内の細菌は俗に言う「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」とざっくり3タイプ
どれも役割が違っていて大切な友。
この子たちと共生して私の命が存在しています。
というのも、
①食べた物を消化してくれる
これは皆さまご存知の通り。
そして
②命を守る免疫細胞たちに様々な情報を提供してくれている
このことをご存知でしたか?
口からはたくさんの物が入ってきます。もちろん体にいいもの、悪いもの。
唾液、胃液、膵液・・・様々な防御を潜り抜けて 悪さをするものもそーっと侵入してきます。
「こいつは悪い奴! 通しちゃだめだよ」と有益菌から信号が来ます。
それを免疫細胞がキャッチ! 抗体を作って通過できないようにブロックします。
腸内にはたくさんのこのような諜報員たちがいて、常に情報をくれています。
その情報を頼りに、効率よく免疫細胞たちが動いているのです。
ところが、情報をくれるはずの有益菌たちが少なくなると・・・。
あっ!ここが危ないかも・・・ あっ!そっちも危険じゃない・・・
と免疫細胞たちは大混乱( ゚Д゚)
そして大忙し((+_+))
マクロファージは手当たり次第に食べるものだから、活性酸素出しまくり、周りの細胞を傷つけます。
そして、大した敵ではないのに、全力でかかっていくものだから、免疫細胞もヘトヘト(-_-メ)
こんな状態で、本当に悪さをする大悪党が、今でいうなら、
「新型コロナウイルス」がやってきたらどうなりますか?
想像してみてください・・・。
あっという間にウイルスの増殖を許してしまい、感染( ゚Д゚)
という具合に、病原菌やウイルスの増殖を許してしまいます。
腸内のバランスをしっかり整えるということは、大地を耕すのと同じ。
植物だって土壌改良が根本治療となるでしょう!
納豆菌を薦める理由は、
①ただ乳酸菌を入れても所詮はよそ者。多すぎても害になる。
②納豆菌は自分が腸内有益菌のエサになる(乳酸菌が増える)
③消化力アップ
④ジピコリン酸の抗菌効果
などなど
みんな「○○に効く」とメディアで紹介されたらどーっと買いまくる・・・。
そんな傾向にありますが、一人一人身体は違って食べ物もちがって、腸内細菌叢も違うのだから、
同じになるはずはない。
納豆菌は自分の中の菌のバランスを整えてくれる優れもの
だから私は大好きです(^_-)-☆