漏れる腸(リーキーガット)の恐ろしさ 

 

砂糖や化学物質の害 

それはリーキーガット症候群を発症する大きなきっかけになるということ。

 

腸には栄養素を吸収するという大事な役目があります。なので、絨毛とよばれるひだ器官が腸壁に張り巡らされています。この絨毛にはふるいが存在していて、必要なものだけを選別して血液へと通し、侵入者を見張っているのです。

ふるいは上皮細胞と、腸内細菌層や細菌が出す分解酵素さらには、分泌細胞といって、粘液成分や免疫物質、消化酵素なども分泌している細胞などが力を合わせて、異物の侵入を防いでいます。

砂糖や化学物質、未消化物というのは、炎症のもとになりやすいのです。

炎症がおきた腸は本来の異物を侵入させないという機能が一部おかしくなってしまい、異物を通してしまうのです。その状態がリーキーガット症候群です。

 

特に砂糖が炎症を起こしやすい食品の筆頭です。砂糖はタンパク質と結びつくと糖化物質というもを作り、炎症を引き起こすのです( ;∀;)

だから慢性的に摂ると、とても危険です!!

 

あとは、小麦や乳製品のタンパク質は消化されにくい物。

化学的な添加物(甘味料も含む)や遺伝子組み換えの食品、不自然な脂肪酸の代表のトランス脂肪酸、抗菌薬、農薬・・・etc

ストレスやホルモンバランスの乱れによる腸内細菌叢の乱れなどでおなかのカビが増えることによっても腸の炎症が起きてしまします。

血液の中を見てみると甘いものが好きなかたは高確率でカビの菌が血液中に浮遊していますね。

こうして腸のふるいが壊れていくと、それは腸だけの問題ではなく、同じように「ふるい構造」がある皮膚や血管、さらには脳にまで影響を及ぼし、体のさまざまな不調を引き起こしてしまします。

リーキーガット症候群が怖いのはこのように腸だけにとどまらないということなのです。

 

特に注意が必要なのは、血液中に糖が多くなる「糖尿病」

この病気の方は糖化物質が多く作られるため、全身の血管に炎症が起こり、動脈硬化が進みやすくなります。

 

また、ミネラルを大量に消費する為、もっとほしい、もっと欲しいと中毒のようになり食べ過ぎてしまうのも砂糖の怖いところです。

これを防ぐためにも毎日体にミネラルをしっかり入れられる食生活の工夫をしておきましょう。

もちろん基本は食事ですが、サプリをいう選択肢もありです(^_-)-☆

今は砂糖だけではなく「ブドウ糖果糖液」など、人工甘味料もが多くの飲み物や食品に入っていますね。

砂糖よりもこちらの害の方がもっと深刻です。お気をつけください。

 

 

 

 

腸の中をきれいに~ミネラルについて

前回のコラムで土壌(腸の中)をきれいにするには酸素とミネラルがとても大切です。とお伝えしましたが、今回はミネラルについてのお話です。
酸素、水素、窒素、炭素の4つを除いた他の必須元素の事を総称してミネラルと呼び、カルシウム、ナトリウム 鉄などがあります。ミネラルは化学反応を起こすためのものと思われがちですが、ミネラルが人間の体の中に入って何をしているかというと・・・。例えば、カルシウムは丈夫な骨や歯をつくります。ナトリウムは体内の水分量や体液の浸透圧の調整する役目があります。その他のミネラルも見えないところで色々な役割を持っています。
ミネラルは体の中ではつくられないので、食べ物から摂る必要があります。近年、体の中のミネラルが不足している原因として、昔は木が枯れて、そしてそのまま堆肥として使うというように、ミネラルを大地から吸った植物が枯れてまた大地に戻るというサイクルができていました。今は、枯葉は除けて農薬で土を作っているので、だんだんだんだん土壌が疲弊してきてしまっています。だから、野菜に含まれるミネラルそのものが少なくなっていて、野菜を食べているつもりでもミネラル類が全然足りない現状があります。
ミネラルが足りなくなった事で色々な疾患がたくさんでてきています。例えばカルシウム不足で骨や歯がもろくなったり、鉄や銅の不足で貧血になったりと様々です。では足りないミネラルだけを補ったらいいのか?と言うとそういうわけではなく、逆に摂りすぎることで今度は過剰症になる恐れがあります。すべて必要な量のバランスがあって、このバランスをいかに崩さないでおくかがとても大事なことなのです。
では何から摂っていくのがいいのか?鉱物、鉱石からミネラルを摂るものもたくさん売られていますが、人間は何を食べて生きているのかと言えば植物が主です。だからその力を借りて自分たちが食べるものが血となり肉となりというやり方が人間の何万年何十万年とやってきていることなので一番体に馴染みやすいです。植物からミネラルを摂ることになるので毒素もそんなに摂らずにすみます。
色々な商品が世にはあふれていますが、どれがどのように扱ったら安全なのかという事を自分たちでよく考えて摂取していく。何々が足りないからそれだけを足せば良いという問題ではないという事をしっかり分かって頂いて、色々な物を見る目を養って頂きたいと思います。

腸の中をきれいに

腸内細菌はほとんどが日和見菌です。日和見菌とは健康な時はおとなしくしていて、体が弱ったりすると、腸内で悪い働きをする菌(代表的な菌:バクテロイデス、大腸菌(無毒株)、連鎖球菌)のことで、良い菌が多ければ良い菌に、悪い菌が多ければ悪い菌にというようにいつも日和見菌はうろうろしています。日和見菌をいかに味方につけておくのかが大事なことで、味方につけるために日和見菌たちが働きやすい環境を一緒に整えてあげるというアクションを起こすのが以前コラムにとりあげましたシンバイオテクス。両方をサポートしますという考え方です。

「シンバイオテクス」とは・・・

良い菌が働くためには腸の中の土壌が重要になってきます。そして土壌(腸の中)を良くするためには酸素と、ミネラルがとても大切です。悪い菌は酸素がない状態の時に元気良く活動しますが、良い菌は酸素がないと元気良く活動できませんので酸素はとても大切なのです。酸素を取り込む手段として食物繊維があります。食物繊維を取るとその間に空気層があるので、フカフカになり、酸素もしっかり取れるようになります。また、いらないものをかき出す役目もあり、腸内がきれいに掃除されます。現代はお肉、タンパク質が多い食事ですが、昔の食事は野菜中心でした。ご飯、お味噌汁、漬物というような食事で食物繊維も十分に取れていました。昔の日本人が元気に長生きできたのはお腹の中の環境がとても良かったからです。日本の伝統的な食文化である和食はユネスコ無形文化遺産に登録され、世界からも注目されています。食の欧米化が進んでいますが、日本には和食というすばらしい食文化がありますので、いまいちど、食生活について考えていかないといけませんね。